1 妊娠中に注文住宅
私達は妊活と土地探しをほぼ同時に行いました。やはり、子どもが産まれたら今のアパートでは手狭になること、子どもがいたらゆっくり住宅について考える暇がないだろうと思ったからです。実際その通りでしたが、予想以上に真剣な話し合いの場面が多く、毎週半日ぐらいかけて、インテリアや壁紙、間取りの話し合いを重ねていました。妊娠してから産まれるまでの期間と、宇都宮で新築注文住宅を決めてから家が建つまでの期間はほぼ同じでした。周りの友人からかなり早いと言われるほど、とてもスムーズに進めることができました。ただ妊娠中は集中力や体力が続かず、話し合いに疲れてしまっていたこともあり、もっと真剣に考えて議論しておけば…と後悔しています。
2 アメリカ帰りの注文住宅
私は外観にこだわりを持っていました。ちょうど夫婦でアメリカに住んでいて、帰国したばかりだったこともあり、三角屋根があるおしゃれな家に憧れました。そしてハロウィンやクリスマス時期にはイルミネーションを飾りたいと思っていました。大通りに面した場所ですが、玄関や窓を隠すような高い塀を建てたいとは思いませんでした。アメリカ人はむしろカーテンも開けて家の中が丸見えのときもあり、塀で隠す家は少ない印象です。外観に関しては理想通りの家を建てることに成功したのですが、結局は生粋の日本人なので、窓から見える人目が気になってしまいました。予算上高い塀を建てるのはどっちにしても難しかったので、窓から入れるカーテン付きのサンルームを作りました。窓からの人目は気にならなくなり、今は満足しています。
3 3年間住んでみて思ったこと
3年間での後悔は数知れず、ドアは引き戸にすればよかった、窓から家の中が見えないようにしたい、大きなソファが置けない、などあれだけ話し合ったにも関わらず、やり直したいことがわんさか出てきました。人生で最も失敗したくない買い物ですが、お試しもできないし予想もし辛いので、最も失敗しやすい買い物だと思います。お金が有り余っていて、すごく広い家だったら失敗が少ないと思いますが、予算も広さも普通だと工夫が必要です。また、家自体は変えられなくても、収納や家具の位置を変えるだけで、暮らしやすくなるので工夫次第です。逆に、決断しておいて本当によかったと思うこともあります。2階に洗面所を付けたのは正解でした。加湿器の水を入れたり、手もすぐに洗えたりします。家を建てるまでどれだけシミュレーションできるかが鍵だと思いました。